2012/01/26

ちょっと一息 タイムアウト2

前回は、タイムアウトからなかなかプレーヤーが出てこなかったりの処置を掲載しました。
本日は、昨日のタイムアウト編に加えて、基本的なタイムアウトの流れを復習したいと思います。




・回数

先ずタイムアウトの回数は前半(第1ピリオドと第2ピリオドを通じて)に2回
後半(第3ピリオドと第4ピリオドを通じて)に3回とることができます。
各延長時限には1回ずつとれます。
使わなかったタイムアウトは、次のハーフや延長時限に持ち越すことができませんので、覚えておいてください。


・タイムアウトが認められる始まりと終わり

始まりは、
ボールがデッドで、タイムの止まっている時
審判が伝達事項をオフィシャルズに伝えた後
最後のフリースローが成功した後
相手チームがフィールドゴールを決めた後になります。


終わりは、
フリースロー時は1投目のボールが与えられた時、
スローイン時は、スローインのボールが与えられた時
相手チームがフィールドゴール、あるいは最後のフリースローが決められた後にスローインするプレーヤーがボールを持った時になります。



審判は常にタイムアウトの起こりそうなときやオフィシャルズテーブルの状況を見ることが、的確にタイムアウトを宣することができるコツとお考えください。



・タイムアウトの時間の始まりと終わり

始まりは審判が笛を吹いて、タイムアウトの合図をした時からになります。
終わりは1分後審判が笛を吹いて、プレーヤーを招き入れた時になります。




よく皆さんから質問を受ける事象は、

Q1・・・・
第4ピリオドまたは各延長時限の最後の2分間にフィールドゴールが成功した後のタイムアウトや交代は??

得点をされたチームにタイムアウトや交代が認められます。

得点をしたチームには認められませんので、注意して下さい。

但し、何らかのために審判が笛を鳴らしてゲームを止めた時や得点をされたチームにタイムアウトや交代が認められた時は得点をしたチームもできます。



Q2・・・・
最後のフリースローの後のタイムアウトや交代は??


どちらのチームにもタイムアウトや交代が認められます。

最後のフリースーの前にオフィシャルズとアイコンタクトしておきましょう。






まだまだ細かい規定がありますが、最後に
タイムアウトの請求について、コーチやアシスタント・コーチは余裕をもち、オフィシャルズに行ってスコアラーに合図、伝達(アイコンタクト)をすることが義務付けられました。

また条件付きタイムアウト(シュートが決まったら・・・、最後のフリースローが決まったら・・・)もできなくなりました。

必ず請求や取り消し共に、コーチやアシスタント・コーチがスコアラーに伝えなければなりません。


試合の流れを変える要素の高いのがタイムアウトです。
戦術や対応など変化を生じるケースがほとんどです。審判の休憩時間でなく、その後の展開を予想しながらベンチを観察して下さい。

あるチームは必ずプレスディフェンスなんて事も、よく見受けられます。




次回は8秒ルールについて、2回に分けて解説いたします。
今回のルール変更で重要な事項になりますので、しっかり理解して頂きたいと思います。