2012/02/02

バスケ新ルール 8秒ルール1

今回は8秒ルールについて、解説していきたいと思います。
後のバックパスや24秒ルールとの関係も生じてきますので、しっかりご理解下さい。



今回の新ルールでは、8秒を数え始める時機が2つの場合に分けられました。





バックコート内でボールをコントロールした時

これは今まで通り、防御側がリバウンドを取ったり、パスカットしてパスやドリブルをし始めた時となります。



スローインされたボールがバックコート内のプレーヤーに触れた時
 (この時、攻撃側プレーヤ―、守備側プレーヤ―に区別がなくなりました)


スローインの時ということがポイントです!(得点の後やカットボールの後に注意)



つまり、旧ルールの8秒ルールはボールの保持(チームコントロール)があった時から計り始められていました。
試合ではスローインでボールを受けたプレーヤーが、ボールをキャッチしてチームコントロールが始まった時からがその状態になります。



これが新ルールでは、
スローイン時、攻撃側のコントロールがなくても、コート以内のプレーヤー(攻撃側、守備側かかわらず)に触れた時からに変更されました。




具体的例で説明すると

ex1
AチームがスローインしたボールをBチームがパスカットしました。
ボールはコート内を転がり、2秒後にAチームがボールを拾って、ドリブルでフロントへボールを進めました。


上記のケースは
旧ルールではAチームが拾って、ドリブル・・の時点が8秒ルールの始まり
新ルールではBチームがカットした時点が8秒ルールの始まりになります。


Aチームにはコントロールはありませんが、Bチームにカットされた時からAチームの8秒が数えられています。(Aチームのスローインにチームコントロールがあると考えてよいでしょう)

お判りでしょうか。もう1例ご紹介しましょう。



ex2
得点された後にAチームがスローインし、ボールを受けたAチームのプレーヤーがドリブルで運ぼうとしましたが、Bチームのプレーヤーにカットされ、アウトオブバウンズになりました。

この時まで5秒が経過し、Aチームはバックコートのサイドラインからスローインをしました。

Bチームはスローインのボールをカットし、ボールはコート内を転がり、3秒後にAチームがボールを拾って、ドリブルでフロントへボールを進めました。



皆さん、お判りですね。


Aチームがカットされたボールを拾った時点で8秒ルールが成立したことになります。


カットされたボールがコートを転がっている間もAチームのコントロールが続いていること理解して下さい。




次回は8秒ルール2・・・ボールがフロントコートに進められた定義について解説します。