2012/02/08

バスケ新ルール 8秒ルール2

8秒ルール2の今回は、ボールがフロントコートに進められた定義を中心に解説していきます。
バックパスのバイオレーションとも関係してきますので、しっかりとプレイをイメージしながら覚えてください。





新ルールではボールをフロントコートに進める定義が、5つの場合に分けられました。



① どのプレーヤ―にもコントロールされていないボールがフロントコートに触れた時
パスカットされたボールやファンブルしたボールがこれにあたります。







② ボールがフロントコートに両足触れているそのチームのプレーヤー(攻撃側プレーヤ―)に触れた時






③ ボールがフロントコートに触れている相手チームのプレーヤー(防御側プレーヤー)に触れた時



②と③は実際のプレイをよくイメージするとわかり易いと思います。


②は攻撃側の両足接地が進めた条件になり、③の防御側は身体の一部がフロントコート(つまり防御側のバックコート)に接地していることが、進められた条件になります。




下記の例でイメージして下さい。



ex1. たとえばAチームがボールをフロントコートに居る味方のプレーヤにパスしましたが、センターライン付近でBチームにパスカットされました。カットされたボールはAチームのバックコート側に転がって、再びAチームが保持しました。


上記の場合、

Bチームのカットしたプレーヤーの足がAチームのフロントコートに一部でも触れていれば


・・・・・ボールは1度フロントコートに進めたことになるので、8秒ルールのリセット、24秒は継続中となります。あらたに8秒が数えられます。(TOの方は24秒計をリセットしないように)



Bチームのカットしたプレーヤーの足がAチームのバックコートにしか触れていなければ


・・・・・ボールはフロントコートに進められていないので、8秒ルールは継続中、24秒も継続中となります。8秒を数え続けてください。バイオレーションになるケースが多々あります。



ご理解できましたか?8秒をカウントしながら、パスカットするプレーヤーのポジションに備えなければなりません。大変です。相手審判の方もオールコートデフェンスの時は審判視野を補助しましょう。



話が逸れました。次に



④ フロントコートに触れている審判に触れた時


これもフロントコートに身体の一部でも触れている審判にボールが触れてもボールを  フロントコートに進めたことになります。

ex1の例でBチームのプレーヤーにパスカットの部分を審判に当たったと置き換えて頂くとよいと思います。




⑤ ドリブラーの両足とボールがフロントコートに触れた時
(ドリブルでバックコートからフロントコートへ進めようとするときには)


写真画像はプレーヤーがボールをドリブルをしていると考えてください。










上または左の画像はまだフロントコートに進めていません。
ドリブル中であれば後ろ(バックコート側)に下がることができます。
8秒ルール継続中















最後の画像ででボールをフロントコートに進めたことになります。
8秒ルール終了


くれぐれもドリブラーという条件を忘れないでください。


POINT
両足がフロントコートに入って、ドリブルを止めた時点でドリブラーではなくなります。従ってボールが床についていなくても、両足がフロントコートについているので、フロントコートに進めたことになります。






あと少し特異な例について検証してまいりますので、次回8秒ルール3で説明させて頂きます。特にあいまいな難しい部分です。最初にしっかり覚えて頂きたいと思います。

週末は大会の為、次回更新は2月13日を予定しています。