2012/10/12

バスケ新ルール ノーチャージ・セミサークル・エリア2

真上の空間の権利

プレイヤーはコート内で相手チームのプレイヤーの占めていない位置であればどのような位置を占めてもよいことになっています。

また、その占めた位置の真上の空間もそのプレイヤーが占めたものと見なされます。
位置を占めたエリアとその真上の空間をシリンダーと言います




二人のプレイヤーがお互いの位置を占めた時に、自分のシリンダーから外れた空間で触れ合いを起こした場合は、そのシリンダーから外れているプレイヤーに触れ合いの責任があります。



防御側のプレイヤーは自分のシリンダー内で、ジャンプしたり、真上に手や腕を上げていたりして触れ合いが起こっても責任はなく、罰が科せられることはありません。




攻撃側のプレーヤーは正当な位置を占めている防御側のプレイヤーに対して、
腕を使って払いのけたりして、自分に有利な空間を作ってはいけません。
また、シュートの動作中やシュート後に脚や腕を広げて触れ合いを起こすような動作をしてはいけません。



審判は、しっかりとプレイヤーのシリンダーを意識したポジションに位置取り、見極めなければなりません。
特に体のサイズが大きいカテゴリーをジャッジする試合に於いては、プレイヤーやプレイとの距離を十分にとる事が大切です。
リード審判(ゴールに近い位置を占める審判)は、写真のようなビジョンではなく、身体全体とプレイヤーがジャンプする前の位置をしっかり確認にして、お互いのプレイヤーのシリンダーを見極めて判定しましょう。