2012/01/24

バスケ新ルール タイムアウト1

新ルールの概略も第5回目をむかえました。
今回は第18条タイムアウトに関して、解説していきましょう。
試合中、なかなかその指導、注意、警告に関しては、怠りがちであったり、ついつい見過ごしてしまう場合もあります。緊迫した場面では、どうしてもタイムアウトが長めになってしまうこともあり、しっかり整理して対応して下さい。





まず解説に入る前に、タイムアウトの合図についてと注意点です。


審判の合図は頭より上に上げる合図が時間を止める合図を兼ねることになります。
したがって、笛を鳴らしながら、頭上でTサインを表すようにしてください。下図参照

タイムアウトは1分間(60秒間)ですが、50秒たったところでタイマーが合図器具を鳴らしますので、それぞれのチームに声をかけるようにしましょう。




それでは今回新ルールで解説として明示された部分を抜粋、例を参照して説明しましょう。解説ではなかなかタイムアウトの時間が過ぎても、コートに選手が戻らない状態があります。その責任について、下記のようになりました。


ex1
タイムアウトの時間が過ぎ、審判がコート内に戻るように促しても、なかなかプレイヤーがコートに戻らない場合
→→チームコーチの責任である。

その後もコート内に戻らないようであれば、
→→新たなタイムアウトを宣する。


ex2
繰り返し促された結果、プレーヤーがコートに戻った場合
→→そのチームのコーチに一度注意・警告を与える。
・・・・・・次に起こった場合に次の処理をするためにも、必ず行う。


ex3-1
注意・警告を受けたチームが再び同じ状況が起こった場合
→→そのチームに新たなタイムアウトを宣する。

ex3-2
そのチームにタイムアウトが残っていない場合
そのチームのコーチにテクニカルファウルを取り、コーチのファウル(ベンチテクニカル)として記録する。


以上が解説として、明示された概略です。
コーチの責任が明確に規定されたことになります。

審判が状況を察して、早めに促す配慮を持てば防げる事態だということは言うまでもありません。


本日はタイムアウトの新ルールの解説で、明示された部分を取り上げました。
実は細やかな部分で確認して頂きたい部分もあり、次回は引き続きタイムアウトの雑談として、更新したいと思っています。

再確認をして下さい。