2013/05/30

2013 ルール改正4 (平成25年度)

11.ボールをフロント・コートに進めること


ボールをフロント・コートに進める定義の変更がなされました。
復習もかねて明記します。


変わらない部分は、
1)コントロールされていないボールが、フロント・コートに触れたとき

3)ボールがフロント・コートに触れている相手チームのプレイヤーに触れたとき

4)ボールがフロント・コートに触れている審判に触れたとき


上記のケースはボールをフロント・コートに進めたことになります。
片足、両足、跨いでいるケースも関係ありません。





今回変更された部分は、次の2項の表現の解釈を明確にしたものです。


2)フロント・コートに両足を触れている味方のプレイヤーに触れたとき

5)ドリブルでバック・コートからフロント・コートへ進めようとしているときに、ドリブラーの両足とボールがフロント・コートに触れたとき


上記の2)、5)いずれの場合でも、攻撃側プレイヤーの両足が完全にフロント・コートの床に触れていなければ、ボールをフロント・コートに進めたことにはならないことになった。(足の一部が少しでもバック・コートに触れていれば、進めたことにならない)




両足が完全にフロントコートに触れたあと、一方の足が少しでもバック・コートに触れた場合は、あらためて「両足が完全に」フロント・コートに触れなければ、ボールを進めたことにならない。




少し文章理解が必要ですが、下記の例を参考にして下さい。


フロント・コートに両足を完全につけた攻撃側のプレイヤーが、バック・コートからパスを受けようとして

①片足をフロント・コートに、もう一方の足をバック・コート触れた状態でキャッチした。
「両足が完全に」の要件を満たしていない)

②・・・・・・もう一方の足をセンターラインを踏んだ状態でキャッチした。
「両足が完全に」の要件を満たしていない)


いずれの場合もフロント・コートにボールを進めたことにならない。

8秒ルールの制限が続いていることになります



①②の状態からピヴォットしたりして、バック・コートに着いた足またはセンター・ラインを踏んだ足を完全にフロント・コートに着けた時に、ボールをフロント・コートに進めたことになります。




簡単に言うと、両足・片方の足でも攻撃側プレイヤーがセンター・ラインを踏んでいる状態でボールを受けたとしても、ボールをフロント・コートに進めたことにはならないということになります。(8秒の制限は終わってません)
つまり、攻撃側プレイヤーは両足が完全にフロント・コートにつかないと8秒の制限を受けるということです。





12.バック・コートに返すヴァイオレーション



この変更は規則文章が分かりにくいので、箇条書きに改められました。


以下のケースにすべて当てはまった場合のみに適用されます。

・チームがコントロールしているボールがフロント・コートに進められる
 あるいはフロント・コートでボールをコントロールする


・そのチームのプレイヤーがそのボールにフロント・コートで最後に触れる


・バックコートに触れているそのチームのプレイヤーが、そのボールに最初に触れる
 あるいはそのボールがバックコートに返ったのち、そのチームのプレイヤーが最初に触 れる




これも簡単いうと、一度ボールを進めた攻撃側のボールも攻撃側プレイヤーがフロント・コートで最後に触れてバック・コートに戻ったボールでなければ、バック・コート側で最初に触れてもボールをバック・コートに返したことにならないと明確にされたわけです。